こちらの黒地のリングは、ジルコニウムに金やプラチナを埋め込んで表現しています。
この技術は伝統工芸の「象嵌」という技術を取り入れたもの。
「象嵌」は金属工芸、陶芸、木工芸、象牙工芸などの伝統工芸で使われる技法です。
飛鳥時代に日本に伝わり、江戸時代には日本刀の拵えや甲冑、鏡や根付等を装飾するために用いられました。当店では、この技法をジルコニウムのリングに応用して美しいデザインをしております。
CAD、CAM、CNCといった最新の技術でジルニウムのリングにくぼみを彫ります。
金属を調合し、
手作業でパーツを切り抜き、
切削でできた模様の中に象嵌していきます。
鏨(タガネ)を小鎚で叩き、金属を少しづつ押し込みます。
この細かい作業を繰り返し、表面をすり出し滑らかにし、ブラック加工を施すと蒔絵のような鮮やかなリングに生まれ変わります。
オーダーでご注文頂く事が多い技法ですが、
セミオーダーでは「朝桜」でこの技法をオプションでお入れすることが出来ます。
1級貴金属装身具制作技能士のクラフトマンがご希望のデザインをかなえるべく、日々進化しております。
ぜひ「難題かな?」と思うデザインでもお気軽にご希望をお聞かせくださいね☆